【最新版モバイルWi-Fiルーターの選び方と比較 第2回 WiMAX編】


前回、キャリアの比較ということで、各社のサービスを細かく解説しましたが、
今回はWiMAXに絞って解説していきます。

仮にWiMAXを契約しようと思ったときに、次に問題になるのが端末です。
それぞれ特色もありますので、各サービスごとに現在購入できる端末を紹介します。


前回の記事に付け加える形で紹介します。

UQ WiMAX
通信制限:なし  契約期間:1年-2年 通信速度:40-110Mbps
【メリット】
他社にはない1年契約、どれだけ使っても制限の掛からない完全使い放題。
最安の場合は月額1800円で利用可能。基本的に端末は無料もしくは非常に安価であり、解約金に端末の分割代が上乗せになることがない。

追記:現在は基本的にWiMAX2+のみで原則2年契約、月間の通信制限はなし(ただし3日で3GBの制限あり)
【デメリット】
2.5GHz帯という高周波の電波を利用するため、他社と比較すると屋内で若干電波強度が弱くなる。人口カバー率94%を超えているが、郊外にいくとエリア外になる。 (イーモバイルとカバー率はほぼ同じ)

WiMAXのサービスは大きく3種類に分けられます。

@現行のWiMAXサービス(シングルサービス)


左からNEC製3800R/シンセイ製Uroad-Aero/ネットワークコンサルティング製mobile slim

■端末の比較■
古い機種や自宅据え置きタイプもありますが、メインで選べるのはこの3種です。
端末が違っても 速度に大差はありません。個人的にはNEC3800Rが安定してオススメです。
mobile slimはデザインもいいのですが、残念なことにスリープモードがありません。
Aeroもバッテリー取り外し可能などメリットは大きいですが、速度があまり安定しません
(*あくまで個人的な感想です。)

 
WM3800R
Uroad-Aero
mobile slim
バッテリー
10時間
12時間
12時間
重さ
80g
74g
67g
WiMAXハイパワー
スリープモード
-
下り/上り
40Mbps/15.4Mbps
40Mbps/15.4Mbps
40Mbps/15.4Mbps
その他
スマホ給電
バッテリー取り外し可
-


■サービスの概要■
最大40Mbps、基本的には1年契約で3880円で利用することが可能です。シェアリーなどでは業界最安値で1800円/月という非常に安いプランで申し込むことも可能です。電波状況さえ問題が無ければ動画の閲覧などは問題くらいの速度は出ます。1年間のプランというのは業界唯一であり、手軽に利用できるのがメリットです。デメリットの部分でも上げていますが、他社と比べ高周波の電波を利用しているため、場所によっては電波が入りづらい場合もあります。
その場合は後述のハイブリットサービスをオススメします。

バナーは1980円になっていますが、1800円のプランもあります。
WiMAX


AWiMAX にau回線を使えるサービス(ハイブリットサービス)



■端末の比較■
左のHWD13が現行機種になります。一部店舗では右のDATA08もまだ在庫として抱えている
場合がありますが、間違っても購入は避けましょう。買うならHWD13です。
新端末になり、バッテリー時間も十分持つようになりました。
難点は@の端末などに比べると少し重くなることくらいでしょうか。

 
HWD13
DATA08
バッテリー
6.5時間
4.5時間
重さ
150g
125g
スリープモード
バッテリー取り外し
不可



■サービズの概要■
HWD13という端末で提供しているサービスです。UQオンラインショップ、もしくは家電量販店系のMVNO(販売先みたいなものです)以外では契約ができないため、月額が安いプランを他で探すことはできません。月額は4408円。なお、UQのオンラインショップで申し込みをした場合は、au回線を使わない月はプロバイダ料金が掛からないため、3880円です。
*家電量販店で申し込みの場合は必ず毎月4408円になります。
*最低利用期間は2年間となります。

このサービスのメリットは、使い放題のWiMAXに加え、面積比で3倍近いauの3G回線も使える点にあります。au回線は最大3.1Mbpsと、数字上はかなり遅く感じますが、実測を計ると概ね1Mbps前後でるので、ウェブ閲覧などには特に支障は出ません。
デメリットとしてはこのau回線が月7GBまでしか使えないという点です。7GBを超えると128Kbpsに速度が制限されます。WiMAX回線は特に制限が掛からない(端末で切り替え可能)ので、基本的にはWiMAXをメインで使いつつ、電波の悪いところや出張時などにau回線を使うといった場面が想定されます。


こちらはUQの公式オンラインショップ。ハイブリットサービスはここで申し込みが一番です。



BWiMAX2+およびauのLTE回線が使えるサービス(トライブリットサービス)




■端末の比較■
2013年10月現在、機種はまだ1機種しか発表になっていません。
今後NECやシンセイなどからも出る可能性はありますが、以下、HWD14のスペックです。


■サービズの概要■
こちらが今月末、10/31より開始されるサービスです。詳細はこちら
現行WiMAX、auのLTE回線、高速通信であるWiMAX2+の3回線が利用できる新サービスです。
月額は3880円、au回線を使った月は+1055円かかるため、月額4935円です。
*au回線は申し込みは不要、端末側でauモードを使った月のみ自動で課金されます。

サービス開始は110Mbpsからスタートし、来年2014年度からは最大220Mbpsのサービスとなります。
自宅の光回線が一般的に100〜200Mbpsなので、固定回線並の速度を持ち運びできるというのは魅力的です。デメリットとしては、こちらも2年契約になること、サービススタート時は都内の一部エリアから始まり、東名阪→全国という形でエリアを広げるため、使う場所によってはまったく恩恵を受けられない点にあります。なお、最初の2年間は制限なし(au回線は月7GB)ですが、3年目から7GB/月の制限がかかるため、2年終了時点で一度解約→再度申し込みをする必要があります。

まだ公式ストアでもWiMAX2+端末は出ていないようです(10月末とのこと)



【総評】どのサービスを選べばいいのか?


@〜Bの中で気軽に使えるのは@でしょう。1年契約というのは他社を含めてもこのサービスのみで、月額も最安値で1800円で使えるというのは魅力的です。エリアを気にする場合はAです。都内であっても建物の奥まった場所に行ったら電波が入りづらいというのはよくあることです。電波状況が気になる場合などはAがおすすめです。高速回線とエリアを両立したい方にはBをオススメします。

実は管理人が使っているのもWiMAXです。別にWiMAXの回し者でもなんでもないのですが、速度制限(利用制限)が無いこと、他社と比較して月額がかなり安いことから、消去法的にこちらを選んでいます。もちろん住む地域だったり、使い道が違ったりする場合は他社回線を使う可能性もあるかとは思いますが、ここ2年くらいWiMAXで自宅の固定回線も兼ねて利用しています。

いかがでしたでしょうか。端末選びの参考なれば幸いです。
次回、第3回はイーモバイルの端末を解説しようと思います。