通信制限

【専門家監修】完全無制限WiFiでも実は制限あり?全17サービスの制限内容まとめ

完全無制限WiFiでも制限あり。各社の制限まとめ通信制限

完全無制限WiFiでも制限あり。各社の制限まとめ

どんなときもWiFiの新規受付終了でも話題になりましたが、クラウドSIMは多くのユーザーで通信量を分け合うというシステム上、完全無制限というサービス提供は実質的に不可ということが表面化しました。

そこで現在、多くのサービスでは200GB/月(1日約7GB)もしくは100GB/月(1日約3GB)という通信量を保証した上でサービスを提供しています。

各サービスごとの制限内容まとめ

現在の制限状況についてまとめています。これから契約を考えている方は参考にしてください。

現在の制限状況
hi-ho Let's WiFi月間200GB超(1日7GB)
多くのサービスが100GB/月の制限で提供する中、大容量のサービスを提供しているのがhi-ho Let's WiFiです。1日7GBであれば動画視聴やテレワークなどでも安心です。
WiMAX2+
GMOとくとくBBなど
月間制限なし(10GB/3日のみ制限)
3日10GB超の場合、翌日18時~26時までの間だけ最大1Mbps程度(YouTubeの動画は視聴できるレベル)に制限されます。速度自体が非常に早く、使い勝手に優れます。
どこよりもWiFi月100GB保証
それがだいじWiFi月100GB保証
ギガWiFi月100GB保証
THE WiFi明確な基準は非公表だが、通信障害の影響が残っている模様なので様子見を推奨。
以下、在庫不足等により新規受付停止中のサービス
限界突破WiFi1日あたり5GB-10GB使用で下り4Mbps/上り1Mbps、10GB超で128Kbps。当日24時にリセット。
現在、在庫切れ。再入荷時期未定
クラウドWiFi基準は非公表
現在、在庫切れ。再入荷時期未定
どんなときもWiFi×新規受付を終了
SAKURA WiFi
×
ギガゴリWiFi×
MUGEN WiFi×
よくばりWiFi×
ポケモバCloud
×
ゼウスWiFi×
GoGo Wi-Fi×

 

通信量保証型サービス

また一部のサービスでは無制限とは表記せず、一定の通信量を保証する形でサービスを展開しています。使用量がある程度分かっていれば安心して利用可能です。

100GB~容量月額料金初期費用回線契約縛り
それがだいじWiFi100GB3180円3000円S3年
Ex WiFi100GB3980円3000円S3年
 ~50GB容量月額料金初期費用回線契約縛り
Ex WiFi50GB2980円3000円S3年
それがだいじWiFi50GB2980円3000円S3年
 ~30GB容量月額料金初期費用回線契約縛り
それがだいじWiFi30GB2680円3000円S3年
ネクストモバイル30GB2700円0円S2年
 ~20GB容量月額料金初期費用回線契約縛り
それがだいじWiFi20GB2380円3000円S3年
ネクストモバイル20GB2400円0円S2年

 

こちらの記事では以下の流れで解説しています!

各社の通信制限の状況について

クラウドSIMの性質上、制限は避けられない

SIMプール

現在、無制限を謳うWiFiサービスはクラウドSIMという技術を使用しています。これはプロバイダー(ドコモ/au/Softbankがメイン)のSIMカードを大量に調達し、SIMプールと呼ばれる端末で一元管理し、1つの回線として利用できるものです。

そしてこの回線を複数の契約者で分けて使用している形になるわけですが、当然ながら各SIMごと、毎月の通信量自体には上限が存在しています。そのため、一部のユーザーが回線を占有してしまうと、他の利用者にも影響が出てしまうことになります。

ほとんどのサービスが完全無制限を謳いつつも、以下のような文言が掲載されているのはそのためです。

起きてしまった通信障害

2020年3月、限界突破WiFiどんなときもWiFiで大規模な通信障害が発生しました。(それまでも小さな障害自体は何度か他社でも発生しています)

限界突破WiFiに関してはいち早くユーザーに対し、月額料金の返金や無償解約等を発表、新たに通信量の目安を設定することで信頼回復に成功しています(現在は5GB/日までは完全無制限、5-10GB/日までは下り4Mbps/上り1Mbps、10GB/日以上で128Kbps。ただし毎日24時にリセット)。

一方、どんなときもWiFiに関しては明確な説明がなされることもなく、25GB/月という非常に厳しい制限を設ける形で現在も新規の受付を停止したままとなっています。

この通信障害の原因は一部ユーザーによる極端な回線使用(限界突破WiFiでは4TB以上の通信を行ったユーザーもいたとのこと)により、通信量が逼迫し、キャリア側で制限が掛けられたことによります。

現在はこのようなことが起きないように、ある程度の基準を設け、最初から明示している優良なサービスもある一方、問い合わせても具体的な数値を開示しないようなサービスも混在しているのが現状です。

各サービスごとの対応

ここまで述べたように、各サービスで確保しているデータ量を分け合っている関係上、ユーザーが増えすぎてしまう、もしくはデータ量(SIM)を十分に確保できていないサービスではいずれ通信障害が発生してしまう可能性があります。

そこで、一部のサービスでは登録の段階で通信量の目安を提示しているものや、月間100GBまでは保証といった案内をしているサービスも存在します。

ただ、サポートに問い合わせを行っても「明確な基準は無い/開示できない」と、不親切な案内を受けてしまう場合も少なくありません。また、サポートに問い合わせないと現在の基準がどの程度に設定されているのか、1ユーザーでは分からないケースも多くあるのが問題となっています。

どのサービスを申し込むのが正解?

ページ上部の各サービスごとの制限内容まとめで、現在判明しているサービスごとの制限内容をまとめているので、こちらを参考にしてください。

ある程度制限内容が明確になっていれば安心して利用できます。

なぜ「完全無制限」のワードが放置されている?

規制が追い付いていない現状

2018年頃からクラウドSIMを利用したサービスが開始され、それ以降、数多くの企業が新規参入を行っています。

やはり完全無制限というワードは消費者にとって魅力なのでしょう。多くのサービスで現在も「無制限」を前面に押し出してアピールしている状況です。一部の詳しいユーザーを除けば、通信量に基準を設けていることを見抜くことはほとんど不可能に近い状態で、のちのちトラブルとなるケースも見受けられています。

以前、WiMAXが無制限を謳いながらも3日で10GBの制限があることを指摘され、現在は積極的に明示するようになっていますが(とはいっても、それまでもちゃんと表記していたんですけど…)、今後消費者庁の指導が入ればどのサービスでも基準を明示するようになるかとは思われます。

急速に広がったサービスのため、規制が追い付いていない状況がまだ続いているというのが今の状況になります。

結局WiMAXとクラウドSIMどっちがいい?

WiMAXの制限について

モバイルWiFiルーター(ポケットWiFi)のサービスと言えば、一昔前はイーモバイル(現在のワイモバイル)が業界最大手でしが、現在はWiMAXのほうが主流です。(ワイモバイルは格安スマホに注力している)

WiMAXの場合は月間の制限なし、3日で10GB超過した場合は翌日の18時~26時頃まで制限が掛かります。ただし、制限が掛かったとしてもYouTubeの動画を普通に見る程度(1Mbps程度)の速度は出るので、あまり支障はありません。

クラウドSIMの制限について

ページ上部の各サービスごとの制限内容まとめを参考にしてください。サービスによってはWiMAXと比べても制限が緩いものあれば、逆に厳しいサービスも存在します。

WiMAXでもクラウドSIMでもどちらを選択しても、サービスの選択さえ間違わなければ問題ありません。

なおWiMAXはどのプロバイダーを選択しても通信速度や制限内容は変わりません。こちらの表も参考にしてください。

  • アイコンをタップすると公式サイトへ移動します
  • 実質月額はキャッシュバックなどを引いた一ヶ月あたりの金額
  • 初月料金は月初契約として日割り+端末代+事務手数料の合計
  • 最新の情報をまとめていますが、反映が遅れる場合があります
  • 表記はすべて税抜価格で統一しています
  • 事務手数料は各社3000円(税抜)です
  • 備考欄に表記が無ければ3年契約の場合で算出しています
  • LTE通信を行う場合、2年以下の契約プランの場合は使用月のみ+1005円(税別)、3年契約プランの場合は無料
オンラインショップ系プロバイダー
実質月額月額料金CB支払方法備考
最安値
3328円
3609-4263円30100円公式HP
3454円2170-3480円公式HP
3574円3590円公式HP
3606円2590-3760円-ク・デ公式HP
3631円2760-4011円公式HP
3901円2780-3980円-公式HP
3907円4290円-公式HP
4029円3380-4379円公式HP
4054円3780-4380円-公式HP
4108円3980円15000円ク・銀公式HP
4141円2760-4011円公式HP
4324円4379円-ク・銀公式HP
4456円3880円3000円ク・銀公式HP
4838円3670-4350円公式HP
  • 実店舗を持たず契約はネット上で行う場合がほとんど
  • 家電量販店と比べて月額料金やキャッシュバック金額などが優遇され、お得なプロバイダーが多い
  • 支払方法は基本クレジットカードだが、一部銀行引き落としが可能なプロバイダーも存在
  • 公式に明示されてはいないがDTIのみデビットカードでの契約も可
家電量販店系プロバイダー
実質月額月額料金CB初月料金支払方法
4360円4268円家電同時購入などで5000-10000円引き7569円
5506円5368円8669円ク・銀
  • 家電量販店系はキャッシュバックは無く、PCやタブレットなどの購入と同時契約で値引きが5000~10000円程度が受けられる程度(PCデポは最大20000円引き)
  • 商戦期に商品券配布などの施策が店舗単位で行われる場合あり
  • どの家電量販店であっても月額料金や端末料金は原則同一
  • 対面で契約できる以外のメリットはなく、支払金額面では大きく劣るため、あえて家電量販店でWiMAXを契約する利点は無い
  • 初月は日割り計算(月初契約)、端末代金1円として算出
  • 支払方法はクレジットカードのみ(一部法人は口座引き落とし可)
  • au(WiMAX 2+ フラット for DATA EX)は2年契約のみ、他は2年契約もしくは3年契約から選択可能。2年契約時に対応端末でLTEを使用する場合は利用月のみ+1105円(3年契約時は無料)
新規受付終了
2019年12月31日で新規受付終了
2017年11月30日で新規受付終了
2017年10月31日で新規受付終了
2016年5月18日で新規受付終了
2016年1月31日で新規受付終了

評価&レビュー

評価

4.5
4.5 rating
2件の評価
☆550%
☆450%
☆30%
☆20%
☆10%
5.0 rating
2020年4月24日

参考になった

admin
4.0 rating
2020年4月24日

助かりました!

admin
インターネット回線の研究所|WiMAXやY!mobile、無制限wifiの口コミやレビュー、5G情報まとめ

コメント

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました